BOXING 8.26 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
徳山、TKOで余裕の王座防衛!



WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 12回戦
WBC世界スーパーフライ級王者
日本 27歳
6R終了時 WBC世界同級12位 挑戦者
メキシコ 27歳
徳山 昌守
TKO
レフェリーストップ
エリック・ロペス

試合後、凄く身体が重く、ひざに力が入らなかったと語った世界王者・徳山だったが、試合中は傍目にはそのような問題は微塵も感じさせない動きで挑戦者を圧倒し、世界タイトルを防衛し、V5を達成した。今回不安視されていた、11キロにもおよぶ減量を乗り越えての勝利だ。

試合の序盤から身長とリーチで挑戦者を大きく上回る徳山は左ジャブで突き放し、もぐってくる挑戦者を左アッパーで起こす。大振りのロングフックを振り回しながら踏み込んでくる挑戦者をステップも交えかわす徳山。4Rには挑戦者の右目はふさがりかけほとんど見えなくなり、長引けば長引くほど勝機が遠のくと判断したか、挑戦者は果敢に踏み込んでくる。徳山は挑戦者はボディーが弱いと判断し、左ボディーフックに右クロスも交え、圧倒する。6Rには完全に右まぶたがふさがってしまった状態の挑戦者。レフェリーは7Rが始まるのを待たずしてストップ。徳山は無傷の余裕でTKO勝ち。ほとんど、左のパンチだけで圧勝した徳山に対し、元世界王者の星野と小林は文句の無い試合運びと前置きしてそれぞれ「減量」と「モチベーションの維持」を今後の課題として挙げた。