JUDO
9.11-14 2003年世界柔道選手権 男子柔道は日本3強時代か。女子も阿武、上野、田村の3強は磐石。



蓋を開けてみれば男女合わせて金6、銀1、銅2という、ホームでの試合という有利さはあったにせよ日本が最強メンバーだったと言える結果だ。

日本男子重量級のエース井上康生は世界柔道3連覇、「影のエース」鈴木桂治は最強の証である無差別で世界大会初制覇、棟田康幸も170cmの身長で100kg超級の並み居る巨漢を退け世界初優勝。三者三様の「柔よく剛を制す」を体現して見せた。日本男子柔道の3強トリオだ。

しかし、90kg以下のクラスが振るわなかった。「千の寝技を持つ男」矢嵜雄大も「我流柔道」秋山成勲もメダルには手が届かなかった。「帰ってきた金メダリスト」野村忠宏は長期ブランクを克服し完全復活ではないが3位に入賞した。しかし、期待された金丸雄介、鳥居智男らは途中で涙を飲んだ。

女子は田村亮子が6連覇、阿武教子が4連覇、上野雅恵が2連覇という圧倒的強さと安定感を見せた。こちらも日本女子三羽烏といったところか。塚田真希が銀メダル、横澤由貴が銅メダルという女子も終わってみたら最強メンバーだったと言えよう。

来年のアテネオリンピックが楽しみになってきた!

男子
無差別級
鈴木桂治
一回戦
○内股
二回戦
○横四方固
三回戦
○判定
準決勝
○小内巻込
決勝戦
○小外掛

100kg超級
棟田康幸
一回戦
○合せ一本
二回戦
○判定
三回戦
○内股すかし
準決勝
○内股巻込
決勝戦
○判定

100kg以下級
井上康生
一回戦
○背負投
二回戦
○内股
三回戦
○送襟絞
準決勝
○内股
決勝戦
○払巻込

90kg以下級
矢嵜雄大
一回戦
○判定
二回戦
○内股
三回戦
X出足払



81kg以下級
秋山成勲
一回戦
○背負投
二回戦
○払腰
三回戦
○判定
準決勝
X大外巻込
3位決定戦
X判定

73kg以下級
金丸雄介
一回戦
○大外刈
二回戦
○大内刈
三回戦
○袖釣込腰
四回戦
X体落
敗者復活戦
○合せ一本
敗者復活決勝戦
X小外刈
66kg以下級
鳥居智男
一回戦
○大外巻込
二回戦
○判定
三回戦
○判定
四回戦
X引込返
敗者復活戦
○内股
敗者復活決勝
X判定
60kg以下級
野村忠宏
一回戦
○体落
二回戦
X崩袈裟固
敗者復活戦
○背負投
敗者復活戦
○背負投
敗者復活決勝
○内股
3位決定戦
○小外掛


女子
無差別級
薪谷翠
一回戦
X判定





78kg超級
塚田真希
一回戦
○払腰
二回戦
○合せ一本
三回戦
○横四方固
準決勝
○横四方固
決勝戦
X背負投

78kg以下級
阿武教子
一回戦
○朽木倒
二回戦
○判定
三回戦
○大外返
準決勝
○判定
決勝戦
○判定

70kg以下級
上野雅恵
一回戦
○上四方固
二回戦
○縦四方固
三回戦
○横四方固
準決勝
○上四方固
決勝戦
○大内刈

63kg以下級
谷本歩実
一回戦
○後袈裟固
二回戦
X隅返




57kg以下級
茂木仙子
一回戦
○判定
二回戦
○大内刈
三回戦
X判定
敗者復活戦
X朽木倒


52kg以下級
横澤由貴
一回戦
○判定
二回戦
○背負投
三回戦
○判定
準決勝
X判定
3位決定戦
○横四方固

48kg以下級
田村亮子
一回戦
○払腰
二回戦
○大外落
三回戦
○崩袈裟固
準決勝
○背負投
決勝戦
○判定