K-1
3.30 K-1 GP ミルコ・クロコップ、野獣ボブ・サップを一撃で仕留める!!



2003年初のK-1 GPの興行。K-1は新体制で存続を賭けいきなり、凄いカードを用意した。

総合格闘技界、K-1、プロレス界、そして芸能界までも席巻し日本ではお茶の間でも親しまれるスターとなったボブ・サップ。キャラクターがあるだけではない。総合格闘技では当時プライドヘビー級王者だったアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに一本負けをした以外は負けなし。K-1のリングでも負けなし。しかも、4度K-1グランプリ王者になったアーネスト・ホーストを2度もKOで破っている実力者。

一方、ミルコ・クロコップは1時期はプロレスラーを総合格闘技のリングで次々と倒し、桜庭和志も一蹴し、K-1のリングではトップにいたマーク・ハントにも完勝し、次期グランプリ王者最右翼と言われている総合格闘技とK-1を又に架けるマルチ・ファイター。ストップ・ザ・ビーストができるのはこの男ではないかと期待されていた。

結婚し子供が生まれ、特殊部隊の教官も辞めてファイターとしての生活に絞り、練習を積んできたクロコップ。対してCM出演10本以上、テレビ番組にも引っ張りだこのボブ・サップは体重は減らしたものの、練習不足、集中力不足、疲労は隠せない。K-1の視聴率、来場者数を引っ張り上げたプロとしてのサップの実績は凄いが、K-1のリングは甘くは無かった。

ミルコの一撃必殺の左ストレートを右目に喰らい、一発KO。サップは病院に直行した。

ミルコは完全にK-1の主役の座を守った。今年はミルコとサップの総合格闘技での再戦もさることながら、K-1のリングにおいてミルコvsバンナ、ミルコが負け越しているホースト戦、もちろんサップvsバンナなどなどドリームマッチの可能性が広がる。


第6試合 3分5R
クロアチア クロコップスクワッド所属
1R 1分26秒 米国 チーム・ビースト所属
ミルコ・クロコップ
KO

左ストレート
ボブ・サップ



第5試合 3分5R
ドイツ ゴールデン・グローリー所属
3R 1分44秒 オランダ メジロジム所属
ステファン・レコ
TKO

脛が裂傷のため
ピーター・アーツ



第4試合 3分5R
ニュージーランド ファイトアカデミー所属
3R 1分15秒 英国 セントトーマスジム所属
レイ・セフォー
TKO

ペレ・リード



第3試合 3分5R
オランダ メジロジム所属
3R 1分29秒 スイス ボスジム所属
レミー・ボンヤスキー
TKO

ビヨン・ブレギー



第2試合 3分5R
南アフリカ スティーブズジム所属
5R終了時 ロシア チヌックジム所属
ヤン"ザ・ジャイアント"ノルキヤ
判定

3−0
エヴジェニー・オルロフ



第1試合 3分5R
オランダ ボスジム所属
1R 2分55秒 ブラジル コンバット・アブソリュート所属
アーネスト・ホースト


ジェファーソン"タンク"シウバ