RINGS 9.21 リングス 後楽園大会試合結果
初のメインで滑川秒殺勝利!




リングスの9.21後楽園大会で初のメインを任された滑川康仁(26歳)が秒殺で復帰戦を飾り、大役をはたした。田村潔司、成瀬昌由、山本憲尚と主力日本人選手連続大量離脱で危機に立たされたリングスの次期エースとして期待される滑川はリングス・イギリス95キロ級覇者のデクスター・ケイシー(25歳)を1R1分44秒、腕ひしぎ逆十字で秒殺し成長をアピール。右手中指骨折による4カ月ぶりの復帰戦を飾って4連勝。10月20日、東京・代々木第2体育館で行われるアブソリュート(無差別)級王座決定トーナメント参戦に向けて「前田さんには力試しをして来いって言われましたが、出るからには勝ちます」と宣言。また、「いずれリングスを卒業していった人たちとも純粋に強さを争いたい」とかつての先輩への挑戦を熱望した。前田日明代表も「カレリンのように、たたみかける迫力を身につけてほしい」と若手ホープの成長に目を細めた。

滑川の活躍に続けとばかりにリングスの最短デビュー記録、下地があったとはいえ入門からたった4ヶ月でリングスデビューを果たした新星・横井宏考(23歳)が和術慧舟會の小島正也をわずか132秒、アームロックで撃破。デビュー戦に続く2連勝を決めた。「試合を組まれればだれとでもやります」と気合がはいる。又、リングス初参戦の元パンクラスの須藤元気(23歳)はオランダのブライアン・ロアニューを見事撃破。そして、烏合破門会の矢野卓見も相手を1Rで仕留めて勝利をあげた。選手大量離脱で暗くなったリングスに新しい風が吹き始めたようだ。

しかし、リングス・ミドル級王者ヒカルド・アローナの「PRIDE.16」参戦について前田社長は、「PRIDEへ行く時にあいさつもない。彼が柔術家ならあいさつぐらいするのが筋じゃないのか。ブラジルの柔術家として、礼儀がないのが残念。ミドル級のベルトは剥奪し、近く王座決定戦を行う。」とアローナの移籍や切り返される引抜に不快感を表した。


 
メインイベント 第6試合 ミドル級オフィシャルマッチ
リングス・ジャパン
1R 1分44秒 リングス・イギリス
滑川 康仁
YASUHITO NAMEKAWA
タップアウト
(腕ひしぎ逆十字固め)
デクスター・ケイシー
DEXTER CASEY




第5試合 ライト級オフィシャルマッチ
ビバリーヒルズ柔術クラブ
1R 2分17秒 リングス・グルジア
須藤 元気
GENKI SUDO
タップアウト
(三角締め)
ブライアン・ロアニュー
BRIAN LO-A-NJOE



第4試合 アブサリュート級オフィシャルマッチ
リングス・ジャパン
1R 2分12秒 和術慧舟會千葉支部
横井 宏考
HIROTAKA YOKOI
タップアウト
(アームロック)
小島 正也
MASAYA KOJIMA



第3試合 ミドル級オフィシャルマッチ
A3 GYM 3R終了時 リングス・ジャパン
門馬 秀貴
HIDETAKA MONMA
判定
2−0
伊藤 博之
HIROYUKI ITO



第2試合 ライト級オフィシャルマッチ
烏合破門会 1R 3分14秒 U-FILE CAMP
矢野 卓見
TAKUMI YANO
タップアウト
(裸締め)
小林 悟朗
GORO KOBAYASHI



第1試合 ライト級オフィシャルマッチ
RODEO STYLE 3R終了時 パワーオブドリーム
小谷 直之
NAOYUKI KOTANI
判定
2−0
所 英男
HIDEO TOKORO